6月のお知らせ(居出先生の退職)
晴れたり雨が降ったり、天気の移り変わりが多い時期となりました。
朝の涼しさからは予想できないほど日中は気温が高くなる日が増えてきましたので、お留守番の時間が長くなるときにはそろそろ熱中症に気を付けていきましょう。
さて、5月も終わりに近づき狂犬病とフィラリア予防で来院される方も少し減ってきたように思います。
動物病院の診察時に、緊張したわんちゃん・ねこちゃんのおしりからニオイのある液体がじわっと出てくることがあります。おしっこでもないし、うんちでもない、肛門のうから出た分泌液です。
予防での来院時に「おしりもしぼってください」と言われる方がいらっしゃいます。定期的に肛門のうしぼりのために病院やトリミングに通われている方、家でがんばってしぼっている方もいらっしゃいますね。
「あれ?うちの子はしぼったことないけど大丈夫なのかな?」
という声もよく聞きます。そもそも『おしりをしぼる』ってどういうことでしょう。
今月のお知らせでは、犬と猫の肛門のうについて紹介しています。
猫では犬に比べると肛門のうについてあまり知られていませんが、炎症を起こしたり破裂したりと重症になってからの来院は、実は猫で多いです。
近年ではYouTubeなどでも肛門のうの手入れの仕方をわかりやすく動画で見ることができるようになりました。動物病院でもしぼり方や受診の目安など相談に乗っていますので、気になる方はお気軽に足を運んでいただけたらと思います。
【居出先生の退職】
昨年の4月から春名動物病院で勤務してくれていた居出先生ですが、大学での研究が忙しく勤務との両立が難しくなってきたため、この5月をもって退職することとなりました。短い間でしたが、持ち前の真面目で優しい人柄と豊富な知識で多くの患者様にも慕われ、従業員からも信頼されていました。研究分野での今後の活躍を応援したいと思います。居出先生が担当されていた患者様は他の獣医師で引継ぎをしますので、ご安心ください。